すい臓がん(すいぞうがん)の検査(けんさ)には、1.血液(けつえき)検査(けんさ)、2.画像(がぞう)検査(けんさ)、3.病理学(びょうりがく)的(てき)検査(けんさ)が行われ(おこなわれ)ます。特に(とくに)、血液(けつえき)検査(けんさ)においては、腫瘍(しゅよう)マーカーと血中(けっちゅう)ホルモンを検査(けんさ)します。血液(けつえき)検査(けんさ)1.腫瘍(しゅよう)マーカー・・・腫瘍(しゅよう)マーカーというのは、癌(がん)の進行(しんこう)に伴い(ともない)増加(ぞうか)する生体(せいたい)因子(いんし)のことをいいます。多く(おおく)の腫瘍(しゅよう)マーカーは、健康(けんこう)な人(ひと)でも血液中(けつえきちゅう)に存在(そんざい)します。そのため、腫瘍(しゅよう)マーカーが存在(そんざい)するからといって、それだけで癌(がん)の存在(そんざい)を診断(しんだん)できるわけではありません。ただし、癌(がん)の患者(かんじゃ)さんの腫瘍(しゅよう)マーカーを定期的(ていきてき)に検査(けんさ)することによって、再発(さいはつ)の有無(うむ)や手術(しゅじゅつ)で切除(せつじょ)できなかった癌(がん)、あるいは画像(がぞう)診断(しんだん)では見え(みえ)ないようなごく小さな(ちいさな)癌(がん)が存在(そんざい)することを、確実(かくじつ)ではないものの、ある程度(あるていど)知る(しる)うえで有効(ゆうこう)な方法(ほうほう)といえるでしょう。2.血中(けっちゅう)ホルモン・・・すい内分泌(ないぶんぴつ)腫瘍(しゅよう)がある場合(ばあい)、以下(いか)のホルモンが高値(たかね)を示し(しめし)ます。●インスリン(インスリノーマで高値(たかね))●ガストリン(ガストリノーマで高値(たかね))●グルカゴン(グルカゴノーマで高値(たかね))●VIP(WDHA症候群(しょうこうぐん)で高値(たかね))インスリンは、主として(しゅとして)炭水化物(たんすいかぶつ)の代謝(たいしゃ)を調整(ちょうせい)するするホルモンです。インスリンは血糖値(けっとうち)を一定(いってい)に保つ(たもつ)うえで重要(じゅうよう)な働き(はたらき)をします。血糖値(けっとうち)を低下(ていか)させるために、糖尿病(とうにょうびょう)の治療(ちりょう)にも用い(もちい)られています。インスリノーマとはすい臓(すいぞう)に生ずる(しょうずる)インスリン分泌(ぶんぴつ)内分泌(ないぶんぴつ)腫瘍(しゅよう)です。80〜90%が単発(たんぱつ)の良性(りょうせい)腺腫(せんしゅ)です。しかし、転移(てんい)を伴う(ともなう)悪性(あくせい)腫瘍(しゅよう)も5%程度(ていど)存在(そんざい)することから注意(ちゅうい)すべきです。発生(はっせい)場所(ばしょ)は、体(からだ)尾(お)部(ぶ)が多く(おおく)、全体(ぜんたい)の70〜80%を占め(しめ)ます。ガストリンは、主に(おもに)胃(い)の幽門(ゆうもん)前庭(ぜんてい)部(ぶ)に存在(そんざい)するG細胞(さいぼう)から分泌(ぶんぴつ)されるホルモンです。胃(い)主(しゅ)細胞(さいぼう)からのペプシノゲン分泌(ぶんぴつ)促進(そくしん)、胃壁(いへき)細胞(さいぼう)からの胃酸(いさん)分泌(ぶんぴつ)促進(そくしん)、胃壁(いへき)細胞(さいぼう)増殖(ぞうしょく)、インスリン分泌(ぶんぴつ)促進(そくしん)、といった作用(さよう)が認め(みとめ)られています。グルカゴンは、インシュリンとともに血糖値(けっとうち)を一定(いってい)に保つ(たもつ)作用(さよう)をするホルモンです。インシュリンとは反対(はんたい)に血糖値(けっとうち)が下がっ(さがっ)て糖(とう)を必要(ひつよう)とするようになったときに肝細胞(かんさいぼう)に作用(さよう)してグリコーゲンの分解(ぶんかい)を促進(そくしん)する働き(はたらき)をします。VIPは、消化管(しょうかかん)ホルモンのひとつで、「血管(けっかん)作動性(さどうせい)腸管(ちょうかん)ポリペプチド」の略(りゃく)です。
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