急性、慢性すい炎とすい臓がん
すい炎(すいえん)の増加(ぞうか)と共に(ともに)、すい臓がん(すいぞうがん)も増加(ぞうか)してきていますが、両者(りょうしゃ)の因果(いんが)関係(かんけい)は現在(げんざい)のところはっきりしません。しかし、すい臓がん(すいぞうがん)の症状(しょうじょう)が、特に(とくに)初期(しょき)においては、明確(めいかく)でない以上(いじょう)、関係(かんけい)がある可能性(かのうせい)が窺わ(うかがわ)れるほかの疾患(しっかん)について注意(ちゅうい)することは有益(ゆうえき)でしょう。すい炎(すいえん)には、急性(きゅうせい)すい炎(すいえん)と慢性すい炎(まんせいすいえん)があります。急性(きゅうせい)すい炎(すいえん)というのは、すい臓(すいぞう)が分泌(ぶんぴつ)する消化(しょうか)酵素(こうそ)によってすい臓(すいぞう)自体(じたい)が消化(しょうか)されてしまう病気(びょうき)です。すい液(すいえき)に含ま(ふくま)れる消化(しょうか)酵素(こうそ)は、十二指腸(じゅうにしちょう)内(ない)で活性化(かっせいか)して作用(さよう)を発揮(はっき)します。本来(ほんらい)、これらの酵素(こうそ)はすい臓(すいぞう)自体(じたい)に作用(さよう)することはありません。しかし何か(なにか)の理由(りゆう)から消化(しょうか)酵素(こうそ)がすい臓(すいぞう)内(ない)の活性化(かっせいか)してしまうことがあるのです。こうして急性(きゅうせい)すい炎(すいえん)が発症(はっしょう)するのです。一方(いっぽう)、慢性すい炎(まんせいすいえん)というのは、すい臓(すいぞう)の炎症(えんしょう)を繰り返し(くりかえし)ているうちに、すい臓(すいぞう)の細胞(さいぼう)が壊死(えし)し、その隙間(すきま)を線維(せんい)成分(せいぶん)が埋め(うめ)、すい臓(すいぞう)が線維(せんい)化(か)して硬く(かたく)なってしまったために消化(しょうか)吸収(きゅうしゅう)障害(しょうがい)や糖尿病(とうにょうびょう)が起こる(おこる)ものです。また、すい管(くだ)のなかにカルシウムが沈着(ちんちゃく)して石(いし)のようにかたくなったものをすい石(いし)症(しょう)といいます。現在(げんざい)、慢性すい炎(まんせいすいえん)の半分(はんぶん)近く(ちかく)がすい石(いし)症(しょう)であるといわれます。急性(きゅうせい)すい炎(すいえん)は、治療(ちりょう)が遅れる(おくれる)と重症(じゅうしょう)になりやすく、死亡率(しぼうりつ)も高い(たかい)疾患(しっかん)です。一方(いっぽう)、慢性すい炎(まんせいすいえん)の症状(しょうじょう)はすい臓がん(すいぞうがん)の症状(しょうじょう)と非常(ひじょう)によく似(に)ているといわれています。したがって、すい炎(すいえん)が疑わ(うたがわ)れるときには、一刻も早く(いっこくもはやく)医師(いし)の治療(ちりょう)を受け(うけ)てください。そのためにも両者(りょうしゃ)の症状(しょうじょう)について知識(ちしき)をもつこと、またその予防策(よぼうさく)として食生活(しょくせいかつ)などで気(き)をつけるべきことを日ごろ(ひごろ)から心がける(こころがける)ことが大切(たいせつ)です。
すい臓がん 症状
すい炎の増加と共に、すい臓がんも増加してきていますが、両者の因果関係は現在のところはっきりしません。しかし、すい臓がんの症状が、特に初期においては、明確でない以上、関係がある可能性が窺われるほかの疾患について注意することは有益でしょう。
すい臓がん 症状